FC2ブログ

PUBG的夢

スクラップ置き場の外周をフェンスに沿いながら歩いている。このサバイバルで生き残るためには、早いうちから良いアイテムを可能なだけ揃えないといけない。家電製品や車の成れの果てに目を光らせていたその時、残骸の山の中に貴重な回復アイテムである鎮痛剤をひとつ見出した。入り口をみつけるべくフェンスを回り込み、ようやく見つけたそこからスクラップ置き場内へと侵入する。あそこに見える地下へ続く階段に落ちていたのだとそこへ駆けていくが、なぜか目当ての品は見つからない。おかしいなと地上へ戻ると、すぐそばに同じように階段を発見した。なんでこんな場所に二つも地下室があるのかと疑問に思う。

地下空間は広大な面積と高い天井、そして大量のコンテナ類やガラクタ類で構成されていた。適当にぶらつきながらアイテムを探し求めていると、手ぶらの俺には嬉しいクロスボウを発見する。一本しかない付属の矢をゆっくり時間をかけながら装填していたら、先程の階段の方から足音がした。辺りを窺いながら出てきたのは二人の女。それは俺の母親と妹だ。迷うことなくクロスボウを構え、そして母親の頭へ向かって矢を放つ。不意に食らったきつい一発に呻きながら崩れる母親。息の根を止めたというメッセージが出ないことに内心毒づきながら俺は落ちていた釘抜きで追い打ちをかける。二度三度フルスイングをお見舞いし、次の標的として妹に対し視線を向ける。

壁と同化していて気づかなかったが、どうやら地下室内には隠し扉が存在していたようだ。壁際に追い詰めたと思ったら、俺の目の前で妹はそこから逃げ出してしまった。向こうから鍵でも掛けたのか、いくら力を込めてもそこはもう開かない。果てに諦め振り返った瞬間、再び階段の方から物音がした。今度は複数人らしく、軍靴らしい足音の豪勢な合唱が響いてる。先手を打つべく釘抜きを振りかぶりながら近寄ると、音もなく筋骨隆々な大男がニュッと現れた。それを見た瞬間、直感でこいつはサイボーグだと確信する。妹が消えた隠し扉へ向かって駆けるが、やはり扉は開かない。色々もがいたのだが、結局俺はサイボーグによって頭を引っこ抜かれてしまった。その首の断面にはアース付きコンセントのような三つの穴があいていた。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する