スクライド的な夢

そいつが化けた姿は、巨大なナナフシ状の怪物。枝分かれしたいくつもの細い足が生えている胴体の先端には、マネキン人形のようなノッペリした大きな頭が何かの果実みたいにくっついている。
その筋肉質な躯体は、俺が今までみたアルターの中で恐らく一番大きなものだった。思わず「でっけぇ、かっけぇ」と呟きながら、拳にグッと力を入れる。
向こうから来る様子はなかったので、俺から先手をかけた。一番最寄りの灰色の足に向かって、加速した俺の体を突進させる。
体こそ大きいが、その細さのせいでバランスは悪いらしい。質量自体も大したことがない。勢いはそのままに、幾棟ものビルを巻き込み倒壊させながらそいつの体にスピードを乗せていく。
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