坊主たち

追い詰めたはずの妖怪に逃げられて、それの追跡に八時間もかけている。
こんなつまりじゃなかったのにと、ぶつくさ言いながら仲間と共に階段を登っている。
そしてその、ぶつくさの標的のバカ長いのは、寺の本堂へと続くそれ。
楽しみにしていた今日のお祭りは、高い高い本堂から柵ごしに眺めるだけで来年への持ち越しとなりそうだ。
そして本堂。そこで再び妖怪とご対面。
名残り程度のどんちゃん騒ぎを聞きながら、妖怪の背中に広がる夜空を受けながら、つまようじを用いたお祓いを。
方法は実に簡単。つまようじの先に火を灯して、柵の向こうに放り投げるだけ。
仲間と一緒に、手持ちが尽きるまでそれをする。
下の会場に引火するかもなと思ったが、もうそれは俺の知ったことではない。
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