音ヤバ

ゲームセンターの時といい俺のアルバイト事情は常に音に悩まされる運命にあるらしく、最近、自分の耳が壊れるんじゃないかと内心で危惧しながらスクラップ屋の業務をこなしている。
特に、大型のアルミサッシを、そのお仲間がおいでおいでしているコンテナの中へ放り投げる時なんかは。
落雷のような轟音は空気の揺れは肌で感じとれるぐらいに威圧的だし、しかもそいつは耳の中に居座ってしばらく中でジンジンとさせやがるようなタチの悪さを持っている。
業務をこなす上で必要なほかの要素、例えば、力の強さや作業スピード。それらの問題は「慣れ」という自らの増築作業で丸く収まるのだけれど、この問題だけは「麻痺」という己に対する一種の破壊で迎え入れる必要があるから、正直、ついていけない。
本当に壊れてしまいそうになったらやめてしまおう。金よりかは耳。
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あああ

ここ最近100均の耳栓を着用しながら床についてるのだけど、やっぱり安物だとダメらしい。
図体に似合わず小さい俺の耳穴から押し出されたそれが枕元で寒い思いをしているのを朝一に見るたびにそう思う。
同じくして100均で買ったアイマスクも二度使っただけでヒモが切れたし、まさに安物買いの――ってやつ。
手軽に安眠が迎えられる手法が、どこかに転がってないもんかしら。

glantzクリア


配信中の出来事。なかなか熱い展開の中でこれだから、下の録画、結構見応えがあると思う。
あと、課題として、BPM230以上の高速系の出来がいまいちなのを最近実感している。
まぁ指が動かないとか物理的な問題ではないので、コツコツやっていればどうにかなるでしょう。幸いにして俺は、そういうのに慣れている。

https://www.cavelis.net/view/7777052382654A468136C5295F055E00
2時間11分あたりから。相も変わらず人の話題で大盛り上がり。
だけど最近、俺、変わってきてるよ。もちろんいい方向に。

集落

小説調の夢。
文章を読む俺と、それによって浮かんだイメージを見ている俺が重なっている。
舞台はどこかの集落。
街に出て廃品を集めたり、はたまた通りかかった人間の所持品を鹵獲して辛うじて生きながらえている。そんな負に満ちた集落。
もちろん、通りかかった者すべてに強襲を仕掛けるわけではない。
世間一般で言われる高いステータス――例えば職種、学歴――を持つ人間は、仲間として引き込み、一族存続の要とするのだ。
退屈なストーリーは、自らを東京大学卒だと語る若い男の来訪により一変する。
周囲の歓迎に気をよくしているように見えた男が、ある家屋を見るやいなや声を冷淡なものにし、集落の政府への引き渡しを旨とする宣言を始めたのである。
その家屋の基礎部分として使われていた車が、盗品であると見抜かれてしまったためだった。
今までにない危機の訪れに動揺が走るシーンの中、いつの間にか俺は小説の中にいる。
集落の一員としてそこにいる俺はその若い男が水産庁の人間であるということを知っていて、まあ多分口止めとして皆に殺されてしまうのだろうなぁとボンヤリ考えている。

焦れ!(自分に対して)

冷凍工場

ここまでついて来てくれた友人に礼をいい、二階の冷凍工場を目指して階段を下っていく。
踊り場をいくつも過ぎてようやくついた二階には、工場から漏れてくる冷気と共に男女入り混じった話し声が溢れている。
見ると、工場の入り口に待機所として設けられたらしき長テーブルに、俺の同期となる集団がムカデの足のように揃って腰掛けている。ザッと見た限り人数は30人ほど。オープンスタッフなので、人数だけは多いのだ。
わざわざ肩身が狭い思いをしなければならないことに内心苛つきながら、探し出した空席に腰かける。
すると、ズボンの股まわりがグッショリと濡れていることに気がついた。
テーブルの上にはティッシュ箱があったが、箇所が箇所なだけにおおっぴらにやるべきではないと判断して腕は伸ばさない。
手を覆い被せながら、責任者へ、すこしでも多くの乾燥時間を設けてくれることを祈り続ける。

スクラップ屋

扱っている品がそれ相応の物であるから、スクラップ屋さんの業務はかなり所作が雑。
例えば分解して用済みになった物は、なにかの競技のごとく片っ端から所定の置き場所へぶん投げていく。築かれていた屑山が衝撃で崩れても、全くてんでお構いなし。
ゲームセンターでは扱っているものがお客さん、さしずめは人間だったので、こんな野蛮地味た事とは全くの無縁だった。投げてやりたい気分には幾度となくなったけれども。
まあつまり、言い方も業務内容もアレだけど、スクラップ屋のアルバイトはやっていて爽快で実に面白いのです。
この前は、お日様に肌を焼かれながらコード類を500本ぐらいぶった切って、んで網戸のバラし方についてオッサンから手取り足取りの指導を受けた。
その指導中、よっぽど俺が頼りない様子だったのか、そのオッサンに「ちょっと慣れたらできるよ」と一時間の間に二十回も言われてしまった。舐めるな!

PUBGドン勝食えたっの巻


なんとプレイ二日目にして優勝できた。しかも、最後の〆は俺のキル。
いやぁ、太郎さんさまさまですわぁ。持ってるね。彼は。


太郎さん単独でのドン勝。違うゲームと化しているのだが。

PUBG楽しいよ~の巻

PUBGたのし~!
ペア組んで、50組中第3位!すごい!
太郎さんありがとう!また遊ぼう!

お茶さんの夢

やけに騒がしい寺だなぁと思って縁側の障子を開けると、暗い座敷の中で妙な集団が集会をひらいていた。
皆がみな頭を上げ、正面に取り付けられたスクリーンの光に目をやっている。そのスクリーンの邪魔にならない所には、ただ一人集団から離れてパソコンを操作しているリーダーらしき人影。
その影を見た瞬間、お茶さんだ、と思った。あいつスカイプのアイコンはあんなに可愛いのに――。
スクリーンに映し出されている画面は、過去に行われた集会の録画ビデオらしい。準備が整うまでの余興だろう。
しばらくそれを眺めていると、パソコンから顔をあげたお茶さんが集団の方に手で合図を送った。同時にスクリーンが暗転し、ジジジといった音と共に葬儀場の映像が映し出される。
遺影の目を通して見ているようなアングルの中で、喪服姿の男女が神妙な顔で正座していた。中には泣いている人もいて、懸命に嘆きの具合を座敷の中に響かせている。
そんな中、慎重に鍵をかけるようなキーボードを叩く音がした。その瞬間、スクリーンの中の神妙な顔が集会に参加している奴らの顔面に差し替わる。
どこかに仕掛けられたカメラ及びプログラムが、それぞれの顔の認識・切り抜き・合成を瞬時に行ったのだろう。
まいったなぁと思う。
こんな配信は考えつきもしなかったし、実現も一人では到底できない。遺影として嫌われ者の写真を挙げれば、盛り上がらないことはまずないだろう。
そんな風にボンヤリとお茶さんの手際に感心していると、集団の最後尾にいた杉村太蔵と目があった。
すっかり忘れていたが、俺は部外者なのだ。しかも、怪しげな集団の、だ。
つい口走った「いやぼくはカメラいいです」なんて馬鹿なセリフを自分で聞きながら、これから身に降りかかることの顛末を悟ってしまう。
そして、捕まった俺は、KBTITにムチでしばかれることとなる。
顔を庇おうとして被せた腕に走った痛みは、思ったよりも軽かった。しかし必死に痛がるフリをして、一刻も早くの開放を乞う。