コンプレックス持ち

SnapCrab_NoName_2017-1-24_22-15-30_No-00.png
シャツは頭につっかかるし、帽子は接着剤でも使わないとすぐズリ落ちる。
みじかい腕では、ズボンと靴もろくに履き替えられない。
物心つく前から着ているワンセットはぴったり体に合わせて伸びてくれるが、それももう汗や涙でグチャグチャだ。
たまに駅前なんかに行くと、ピアスとか、色染めの髪とか、カップルとか、そういうものばかりが目に入ってしまう。
頼れるものは、もう力しか残っていない。
いつか自分のことを憎まないでも済むようになりたい、と思っている。
スポンサーサイト

ヒトツブノコサズ

SnapCrab_NoName_2017-1-18_23-50-26_No-00.png
釜や、お茶碗や、炊飯ジャー。
このモンスターは、それらに貼り付いたまま流し台に放られた米粒たちの怒りを代弁する。
人々が持つ米粒たちへの狎れた思いを武器のしゃもじでよそいだし、ふだん埋もれている良心と自己の間の軋轢に直面させることで。
攻撃の威力は、ないがしろにした米粒の数と、ふだん繕っている自己とのギャップに比例する。
「いい人ほど手痛い」という言葉が、人々のするヒトツブノコサズへの糾弾にはつきものだ。

ムカシワカメ

SnapCrab_NoName_2016-12-15_16-23-23_No-00.png


設定

海流に乗る様々な生物のDNAを取り込んだため異形の姿となった太古のワカメ。
肉体を維持するための新鮮なタンパク質を常に求めており、エサが少なくなる冬の時期はふだん歯牙にかけない大型生物までも獲物とする。
極度の飢餓状態になると陸に上がり、手当たり次第貪欲の限りを尽くす。

原始キクラゲ

SnapCrab_NoName_2016-12-15_16-23-9_No-00.png

設定

世のキクラゲすべての祖である原始のキクラゲ。
幾億年の時を過ごしたがゆえ、本来の肉組織はそれが持つ機能を果たせなくなる程にしなびてしまった。
そのため、新たに獲得した人間の筋肉とほぼ同質の組織構成を持つ頑丈な肉体を用いて活動する。

割り箸デビル

SnapCrab_NoName_2016-12-12_10-59-20_No-00.png

設定

悪霊網悪魔目細長いモノ科割り箸属に分類されるモンスター。
その名のとおり割り箸を用いての誘惑を得意とし、スプーン圏フォーク圏てづかみ圏ところかまわずエンピツと一緒だからなどと甘い言葉をかけ巧みにそれを握らせようとしてくる。
騙されたフリをし受け取ると同時に十字架を作ることで簡単に撃退できるので、悪魔としてはもっとも低級な部類だと世間では揶揄されている。