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俺とこのブログについて

こういうのは開設後にすぐ作るべきなんだろうけど、ダラリダラリと過ごして早一年。
今後はスマホからの閲覧も増えるだろうからアクセス端末によって見れたり見れなかったりするプロフィールよりこっちの方が良いだろうと思い立った訳でございます。
そんなこんなで軽い自己紹介。俺の事を知ってる人も知らない人も、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。


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階層式の世界。友人二人と共に最深部を目指す。最深部の一つ前の階層はおしゃれな高級本屋さんである。最深部への入り口の前には注意書きの立て看板。

高校。現実と違って共学だ。中学校時代に片思いしていた男子と同じクラスになって、その中の良さを武器にクラスを朗らかさの極みにまで至らせる。
休み時間、教室中が各々持ち込んだ酒を飲んでいる。俺もウイスキーを用意していたのだが、クラスメイトに渡されたそこそこの量のウイスキーを飲むことになってしまう。もはやこのクラスの象徴となっている俺は、その誘いを断ることはてんでできない。
一気飲みを達成した俺は、その赤面をぶら下げながら教室をふらふらと去っていく。
向かった先は廊下の端にある空き教室。そこには仕事でよく触れ合う、車椅子に乗っているおばあさんがいる。その車椅子で鍛えた脚力で高い高いをしてもらう。天井近くまで俺は飛んで、ああいい気分だなと思う。

ライブ

ライブを見に行くために電車に乗る。経験者である友人曰く、その服装では会場の入り口で弾かれるとのことだが、まぁそれは行ってみないとわからないということで座席に腰掛ける。ドアに一番近い、手すり付きの席だ。

出発と同時に振れた傘を手で抑えると、なぜか柔らかい感触が甲に広がった。そちらを見ると女子高生。その目に映るは怯え。ちょうど俺の手の位置に尻がある。そしてなぜかその尻には、色とりどりの持ち手を備えた五本の傘がもたれかかっていた。あの五本を貫通するのかという、俺の驚愕の顔をピックアップしたギャグ漫画的なツッコミの一コマが頭の中に浮かぶ。

俺を見下ろす女子高生の顔は恐怖心による逡巡が浮かんでいたが、結局俺は腕を掴まれた。僕は傘が落ちないように手で抑えただけで、いえいえお尻なんて全然存じませぬ。白を切ろうとするが、女子高生は声もあげずただ俺を睨むのみ。

あぁ訴えたかったお好きにどうぞとその女子高生に言ってみる。あえて声を張り、周りの注目も集めることを忘れない。手の力がすこし緩まった気がする。集団だとこうはいかないが、結局単体なら女子高生も女子なのだ。事を大きくしたいのならどうぞどうぞと追い打ちをかける俺。

バンダナ忘れたから帰るわと笑いながら友人に告げる俺。バンダナはこのライブに参加するうえでの必須アイテムなのであり、すでに頭にバンダナを巻き終えた友人はただただ呆れている。そのまま会場入口の門まで共に行き、そして別れた。学校か動物園にでもありそうなゴテゴテした門を背に、俺は、この夜の家路をどう楽しもうかと考える。まぁとりあえず、今日一日を振り返る時間はたっぷり欲しいな。リュックからタバコを取り出し、そして歩きだす。向かいからやって来た自転車乗りが横を通り過ぎる。バカに見えてるんだろうなぁと薄ぼんやり。

五感

昨晩と同じおかずで米を食うのが俺の朝飯だし、昼飯はだいたいカップ麺と菓子パン一個。おおよそ時を過ごすのは自宅か職場で、お出かけなんて一ヶ月に一度あればいい方です。最近わたくし、気分に鬱憤が重なっております。常日頃から同じ刺激しか受けていないので、五感が錆びてしまっておるのです。チェーン店なんぞにいくだけでウキウキしてしまうのがその証左。人参玉ねぎといった常備野菜と鶏胸肉からの生活からただ一時でも抜け出せるのが嬉しくて堪らないのです。

タバコ。中毒的な作用があるこいつにも、わたくしそろそろ退屈を感じております。思えばわたくしにとってのタバコとは、その喫煙ポイントをマッピングするという意味が濃かった気がします。知らない土地にいってみればひとつスパッと、ここに夜間通りかかるのは初めてだなとスパっと。タバコを吸うと、どうもその空間と混ざりあえてる気がしていい。残念なことに、最近は自宅か職場の喫煙所の二択です。

昨日今日、朝の体調が非常に悪かった。その時はただ漠然と仕事が嫌なゆえの生理現象と認識していたのですが、思い返せばやはり上の五感の錆が原因なのです。なんせ、その体調が晴れた瞬間が五感に関与しているのですから。

本日、ロッカールームで着替えを済ませ、トイレにて大便をしましたところ、その匂いが妙に甘かった。昨日食したネギが腸の中でどうかなっていたようです。その甘い匂い(もちろん心地よい甘さではありません)で、わたくし、恥ずかしながら脳が晴れ上がりました。と同時に、上の五感の錆を悟ったのです。あぁ思えば最近、ルーチンルーチンの機械人間だったなぁと。人間、五感を使わなければなりません。清濁併せ呑んで、五感を使わなければなりません。股間なら毎日つかってるぜと、しょうもない洒落を思いついてニヤついている場合じゃありませんよ。

フクロウ

一階の和室に鳥がいた。廊下から差し込むわずかな光しかない薄暗の中、畳のうえで縮こまっていた。人間の動作でいうなら体操座りという様子。あぁこんな愛くるしいのなら、恐らくこいつは鳩の仲間だろう。手のひらに乗せたカマボコをついばむその仕草を眺めながら俺は思う。窓でもあけて逃がすのが筋なのだろうが、もう少しこいつには家にいてほしい。戸を閉め、夢にみた鳥飼い生活の実現に胸を踊らす。

一応家族には「一階に鳥がいた」と伝えておく。そして俺が向かうは風呂場。和室を開けた覚えはないが、なぜかそこに昨日の鳥がいた。頭上から照らす、強いLEDの光に映るはデカイ目と広い顔面、そして地味な茶色ばね。あぁなるほど、こいつの正体はフクロウだったのか。近くにはそのミニチュア版がいた。親指サイズだが、やはりその目はえらくデカイ。

実は昨日のあの出会いから、まるまる一個のかまぼこをあげたことを悔やんでいたのだ。ポケットから取り出したパック詰めのかまぼこを半分にちぎり啄ませる。半透明のカマボコがみるみるみるみる小さくなっていく。そのとき、件のフクロウが語りかけてきた。悩みの相談。自分は100年しか生きておらず、人間の言葉が話せない。大学もでていないし――。それは大変だなぁとただただ目で訴えるしかない俺。言葉が通じない相手に対するやりづらさを若干に感じる。しかし君、こうしてテレパシーで訴えかけてくれてるじゃないか。覚醒している今なら突っ込めるのだが、夢の中の俺はただひたすら流される。